内容(「BOOK」データベースより)
ネットに実名が晒された犯罪者を殺していく殺人鬼“森くま”。結衣が転入した高校では、生徒が自殺した責任を問われて、教師の江沢がTVやネットで騒がれていた。結衣は江沢のために級友のつばきとある行動に出る―。いっぽう、恋人を何者かに強姦された高校教師の優平は、恋人の弟らと仇を討つべく動き出した―。ラストで新たな世界が現れる、二度読み必至のサイコパス・サスペンス。
感想
物語が追われる側、追う側の視点で展開していく。
スリルがあり、面白いけど・・・
結末がちょっと・・・フラストレーションが溜まる、スッキリしない。
空っぽの心をどう理解していいのか?
ただ、考えてというレベルでも
こうだと語るレベルでもない。
不毛のテーマである。小説として、ここに踏み込むということは
今の社会は、心理学、社会学等の統計学では
予測不可能な人間が多いのかな。
それとも、これが新時代の人間なのか?
だとしたら、空っぽなのか?
疑問が残って、モヤモヤする。